苔テラリウム
空梅雨かと思ったら、思い出したかのように土砂降りになったりと、何だか忙しい空模様の今日この頃、皆さま元気にお過ごしでしょうか…?
突然ですが、タイトルに書いた『苔テラリウム』って、ご存知でしょうか…?
私が初めてその存在を知ったのは、1~2か月前に見た国営放送の京都が舞台のドラマのワンシーン…
不定期に放送されるドラマを、偶然見ることが出来、嬉しく思いながら視聴していたのですが、飲み屋さんのインテリアとして置いてあったガラスの容器がとっても気になったんです。
画面の端っこにチラッ、チラッと映ってはいたのですが、最初、それが何なのか分からず…
でも、気にして見ていると、とってもキレイな緑色の何かが植えられていたのが分かって来たんです。
それが『苔テラリウム』だと分かっては来たけど、これまで『苔』をガラス容器に植えこんで、それをライトアップしているものがあるなんて知りもせず、ドラマそっちのけでスマホで調べてみると、商品として売られていることが分かりました。
結構、良いお値段だったので、その時はそれで諦めたのですが、数日前、スマホのニュースサイトを見ていると、その『苔テラリウム』の作り方を解説しているコーナーがあって、目が釘付けに…
カビなどの心配があるから、近場に生えている苔ではなく、それ専用に育てられた苔を使った方が良いと書かれていたので、鹿児島市内の有名な大手園芸用品店に片っ端から電話を掛けてみたけど、専用の苔を扱っているお店は無くネットで購入するしかないと諦めかけたのですが、ダメもとで、自宅の苔でも出来ないかとの思いがよぎり…
と、なるとウズウズが止まらず…
早速、庭へ…
母が健在の時は、ふわふわの杉苔があちこちにあったのですが、母亡き後、我が家の庭は手入れが行き届かず…
改めて庭を見てみると、ゼニゴケで覆われている場所の方が多くなっている始末…
心の中で母に謝りつつ、ゼニゴケ以外の苔を探してみると、2~3種類の苔を発見…
早速、一部をゲットして、それ以外の材料を調達に出掛けることに…
苔の次に必要なのは『土』
カビや虫の発生を考え、ハイドロカルチャー用の土が欲しかったのですが、ハイドロカルチャーが流行ったのは、今から20年ほど前…
近所で一番大きな園芸用品を扱っているお店に聞いてみても、「だいぶ昔に流行ってはいたけど、今は扱って無いよね…」とのお返事…
せっかく苔をゲットできたのに…
ふと、百円ショップの寄せ植え用のカラーサンドを思い出し、そちらに向かったのですが、好みの色がない…
諦めて他の百円ショップを目指そうと、カメラ片手に改めて出発…
ん…?
なんでカメラかって…?
だって…
梅雨の晴れ間で、夕焼けが恋しかったんだもん…
と、まずは郡山方面へ…
そちらの百円ショップに行ってみると、寄せ植え用のカラーサンドは無かったものの、何と、一番欲しかったハイドロカルチャー用の用土を売っているではありませんか…
驚きつつも、シッカリとガラス容器まで購入
いきなり最初のお店で必要なものを入手することが出来たので、これで心置きなく夕焼けを楽しむことが出来る…
で、いつもの近場の夕焼けスポット、江口浜へ…
ひとしきり夕焼けと月を楽しんで自宅へ戻り、『苔テラリウム』を作ってみることに…
出掛ける前に採取した苔を洗い、土や、古い根、傷んだ葉などを取り除き…
と、文字で書くのは簡単ですが、これがなかなか面倒くさかった…
なにせ相手は『コケ』
とっても小さいんです
細い根っこが絡み合っていて、ソレをほぐそうとするけど上手くいかない…
少し力を入れるとプチッと切れてしまう…
かなり長い時間を掛けて、ゲットした苔をキレイにして、やっと植え付け…
ところが、これもまた小さいから思うようにいかない…
何とか全ての苔を植え付けてはみたけど、ネットで見たようなプロの作品とは到底違って(当たり前だって(^^;…)…
ですが、取りあえずは完成
後は、このまま根付いて成長してくれれば、ふわふわの苔が容器内に広がってくれる…はず…(^^;
ブログを書きつつ窓の外を見てみると、沈みかけの月が…
山の木々が『苔』に見えてしまうのは気のせいでしょうか…?(^^;