葵祭
いきなりですが、京都の三大祭りってご存知ですか…?
真夏の炎天下で行われる『祇園祭』、秋に開かれる『時代祭』、そして、毎年5月15日に開かれる『葵祭』…
毎年、4月に桜目当てで行ったすぐ後にあるものだから、お財布様の許可が下りず、行くのを諦めていたのですが…
未練がましく、4月の下旬にネットの旅行サイトを眺めていたら、往復航空券&ホテルのパック旅行が2万4千円で出ている…
ケチケチ旅行で行けば、3万円くらいで行ける…かも…?
と、こうなるともう、ウズウズが止まることは無く…(^^;
毎日のように、そのサイトを眺めては諦めて、諦めては眺めて…の、繰り返しで…
我慢していたのですが、やはり、誘惑の魔の手からは逃れることが出来ず、5月の頭に、つい…ポチッと…
予約ボタンを押しちゃった…
で、5月14日、仕事を少しだけ早く切り上げさせて貰い、行っちゃいました…
仕事を終えて、一旦家に帰り、ペットの世話やら家の事を済ませて、大急ぎで空港へ…
何とかギリギリチェックインの時間に間に合い、久しぶりの最終便で目的地へ…
普段は始発便だけど、今回は最終便…
時間帯的にも、飛行機からの夕焼けが見れるかも…と、期待で一杯でしたが、搭乗口へ行くと、待っていたのはまさかのボンバルディア社のプロペラ機…
いくら平日の最終便とは言え、向かう先は伊丹空港なのに、なぜにプロペラ機…?
おまけに、窓からは機体の一部の壁があって、景色は全く拝めず…
思いっきり後ろを向いて、座席の隙間からカメラのレンズを向けて、覗きでもしているかの姿勢でカシャリ…
せっかく楽しみにしていたのに…
あんまりだ…
周りの景色は全く見えないので、到着まで寝て過ごし…
ガクンと言う着地の衝撃で目を覚まし、降りる準備を始めると、CAさんのアナウンスが…
「機体の天井が低いので、立ち上がる時にご注意ください」との事…
身長145cmの私には関係ないことと席を立ちあがると、わずかに髪の毛が天井をかすめる感覚が…
天井にぶつけることは無かったけど、普段では出来ない体験を(ちょっとだけ)しました…
皆さま、プロペラ機に乗ったら、天井にはご注意くださいね…
少し前から、ずっと工事中の大阪国際空港(伊丹空港)…
2週間ほど前に、到着ロビーと一部のエリアの工事が終わって、リニューアルオープンしたとニュースになっていたけど…
真新しいベルトコンベアの、むせかえるようなゴムの薫りのする到着ロビーに降り立ち、いつものように京都行のバスに乗り込み…
行きつけのホテルの数メートル手前にある今夜の宿へ…
ネットで部屋の広さなどを調べて覚悟はしていたけど、実物は想像以上に狭く、調度品なども必要最低限…
換気扇や冷蔵庫の音がうるさく、夜中に目覚めて止めてしまうほど…
一晩寝るだけだからと我慢はしたけど、やっぱり行きつけの宿が良かったと、ちょっと後悔…
翌日は、早く起きて8時少し過ぎにホテルを出発…
どこで見るか散々考えて、結局、葵祭のスタート地点、『京都御所』で見学することにしました
この日限定のイベントだから、平日でも観客は多く、1時間くらい前からでもかなりの人出だとネットで調べていたので、分かってはいたけど、本当にすごい人混み…
どこから撮ろうかと暫く撮影場所を探し、目に入ったのは、新聞記者さんたちの三脚が並んでいる場所…
よく見ると、三脚の間に辛うじて人が立てるスペースが…
ここなら前を遮る人の頭もなく、御所の建物をバックに行列を拝める…
ラッキー…と、思っていたら、ひょっこりと中国人のオヂサンが三脚を除けつつ出張ってきやがって…
言葉が分からないから座ってくれとも言えず、炎天下で悶々としながら待つこと1時間半以上…
あまりのお天気の良さに頭がクラクラしそうになった頃に葵祭の行列がスタート…
初めて見る葵祭でしたが、総勢500名を超える人たちの平安絵巻の行列は絢爛豪華で…
で、行列がスタートすると、見物人の立ち位置も少しずつ変わっていき…
ちょっと体をずらして前のオヂサンの横から何とかカメラを構えて…
せっかく良い場所をゲットしていたのに、やっぱり何だかイマイチ…
行列の後半に入り、いよいよメインの『斎王代』の乗った腰輿(およよ)が姿を現すと、周りにいた記者さんたちが一斉にシャッターを切り始め、記者会見場にでもいるような音に囲まれ…
負けじと私もシャッターを押しまくったけど、行列は意外と早く目の前を過ぎてしまい…
動く物って、やっぱり難しい…
御所を出発した行列は、取りあえず通過したけど、この行列、この後5時間ほどかけて、下賀茂神社を経由して上賀茂神社へ行くそうで…
付いて行っても仕方がないので、取りあえず、第2の目的場所を目指し、京都御所を後にしました…
ネットで調べた情報を基に移動しようとしたのですが、葵祭の行列のため、バスのルートが変更になっていたり、アチコチ通行止めになっていたりでネットで得た情報はあまり役に立たず…
何とか自力で次の目的地『瑠璃光院』を目指すことに…
長くなったので、今回はここまで…