勝林寺~龍安寺へ
前回の続きですが、2日目の午後、芬陀院を出てからどこへ行こうかと、ふと思案中…
ここまで来たなら、勝林寺へ行ってみよう…
勝林寺は、芬陀院と同じ東福寺の塔頭寺院…
東福寺から京都駅方面行のバス停の途中にあるので、ちょっと立ち寄ることに…
この勝林寺、普段は非公開で、春と秋の特別公開の時にだけ、ご本尊の毘沙門天像を拝むことが出来るので、特別公開中ではないこの時季、訪れる人はいないはず…
なのに、何だかガヤガヤしている…
不思議に思っていると、お寺の中から職員の方が出ていらして、外で待っている人たちを中へ案内し始めて…
話を聞いてみると、どうやら御朱印を貰うための人たちで賑わっていたようで…
「今日は平日で、人もそんなに多くないので、あまり待たずに頂けますよ」との事…
せっかくなので、私も御朱印を頂くことにしました
が、今回、御朱印帳を持ってきておらず…
御帳面も、こちらで購入することにしました
こちらの御朱印、種類が多く、一人一回で時間内ならば何回でも並んで書いてもらうことが出来るという、ちょっと変わったシステムで…
私は2回、書いていただくことに…
こちらが最初に書いていただいた御朱印…
こちらが2回目に書いていただいた御朱印…
不謹慎かもしれませんが、絵心のあるお坊さんって、いろんな意味で德だな…と…(^^;
こちらの御朱印だけをコレクションしている方も多いようで、私も、時間があれば、また書いていただきたいと思いました
3日目、この日もどこへ行こうかと考えているうちに時間だけが過ぎてしまい…
行き先を決めて行動開始したのはお昼前…
久しぶりに、『石庭』で有名な龍安寺へ行ってみることにしました
ここも思い出いっぱいのお寺で、もっとゆっくりとしたかったのですが、飛行機の時間を考えると…
っていうか、思いつくのが遅すぎて…(^^;
ただ、平日なのでどこのお寺も観光客は少なめで、しばらくの間でしたが、ゆっくりと過ごすことが出来ました
15個の石が並べてあるけど、どの向きから眺めても一度に全部の石を見ることは出来ないように配置されている『石庭』…
今は殺風景な石庭ですが、春になると枝垂れ桜が花を添えて、とってもキレイなんですよ
水戸光圀公から贈られたと言われる『蹲踞(つくばい)』…
真ん中にある四角形を『口』に見立てて、上にある『五』と口で『吾』…
このようにして時計回りに読んでいくと『吾唯知足(われ、ただ足るを知る)』…
『今ある物で十分という言うことを知りなさい』とか、ネットで検索すると、解釈の仕方で色々な意味や考え方が出来るようで…
あれもこれもと欲を張らず、現状で満足しましょうと、教わったこともあります…
だけど、色々と欲張るのが人間ってもので…(^^;
私の京都旅行も、なかなか満足できず、桜の季節が近づくにつれて、またしてもソワソワし始めてしまいます…(^^;
いつになれば、この欲、抑えることが出来ることやら…